「怒る」と「叱る」はどこが違うのか?【豊洲マガジン】

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「叱る」と「怒る」は目的の異なる別々のコミュニケーション
 
こんにちは。豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会の内田ひろみです。
世の中には、「譲った方がよい場合」と「譲らない方がよい場合」の2つの場合があります。なんでも譲られっぱなしだと、譲られる方が幅をきかせていきますし、決して譲らないのでは、堅苦しい関係ばかりで、窮屈な社会になりそうです。
 
譲ることのよさが現れるのは、「お先にどうぞ」と、自分は一歩下がって、相手に出番を譲る、日本人の美徳といえる習慣でしょう。
「損して得とれ」は、先人達の知恵であり、競争社会で忘れ照れている「生きる知恵」なでしょう。改めて、「怒る」と「叱る」について考えてみたいと思います。
 
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「叱る」と「怒る」の区別はあいまいであり、「叱る」が混乱してくると、「怒る」に変わるなどと、言う人もいる(P10)
 
第1に、「叱る」は人を育てる役割の人間が、相手の態度・行動・考え方などの誤り、ルール違反を指摘して、改めさせることを目的としたコミュニケーションです。
 
人は、他人には厳しいくせに、自分の弱さや甘さについては、自分では気がつかないといった「困った存在」でもあります。そうした欠点・弱点を改めて、自分を伸ばしていくには、他人の力が必要になります。このとき必要なことが、「叱る」というコミュニケーションになるのです。
 
しかしながら、「叱る」というのは、相手に対して期待しているからこその、行為ではあるものの、受け取る側は、自分の見たくない点を指摘させるのですから、反発を覚える事が多いものです。そして、その「叱りの言葉」を受け入れられなくなるのです。
 
第2に、「怒る」は人間なら誰でも感じる自然な感情で、よいも悪いもない。
「叱る」が人を育てるために行われるのから、「怒る」自分らしく生きる為に、「不当な行為」「身勝手な要求」「約束の不履行」「人を傷つける発言」等に対して以下の2つの事を目的として行います。
 
・ 改善を要求する
・ 理解をお求め、謝ってもらう。
 
一度のどなりつけなり、感情むき出しで避難するのは、「怒る」ではない。「怒る」とは似て非なるもので、そのような行為は「怒るべきときに、怒りの感情を伝え、相手に認めさせ、問題解決を図る」正当な怒りと、区別しなくてはならないと、著者は伝えています。
 
「叱る」と「怒る」は目的の異なる別々のコミュニケーションなのです。腹立ちまぎれに怒りをまきしらす行為は、「叱る」のでも「怒る」のでもないこと気づく必要がありますね。
 
実は、だれでも「怒ってよいのです」
 
日頃、言いたいことを我慢しているから、ある時、ある瞬間に溜め込んだ感情が爆発して、突然「キレル」人になってしまうのです。怒ることで、自分の本当の気持ちを相手に伝える大切なコミュニケーションの1つと考えてもよさそうです。
 
ただ1つ大事なのは、自分のことしか考えない一方的なコミュニケーションの発信には注意すること。Aさんには、「大丈夫なこと」でも、Bさんには、「通用しない」ということは、よくあることです。相手に合わせた「怒り」がここでも必要になりますね。
 
追伸1: 先週、アンチエイジングのパーティの席でのこと。アンチエイジングに一番有効なことは、「笑い」ということでした。自分がいかに自然に「笑っていられるか」がポイントのようです。その為にも自分の「笑い」ポイントを見つけておく事が大事です。「怒り」も同じで、自分がどうしたら「怒るのか」を分析してくことが、自分の感情をコントロールすることにも繋がりますね。

 

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内田ひろみ

NLPトレーナー・研修講師

一般社団法人ビジネス速読協会代表理事

人の成長を組織の成長へと直結させるべく、NLPやLABプロファイルと言った 心理学/コミュニケーション手法を取り入れたセミナー・研修を実施。全ての人は、自分自身の中に必要なリソース(資質)を持っています。しかしながら、多くの人はそのリソースに気がつきません。ご自身の能力を高める方法(スキル、テクニック)をお伝えし、自分らしい生き方をする方をサポートしています。最近ではビジネス速読を広め、一人でも多くの方が 読書を通じて豊かな人生を送る1歩を後押ししています。

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投稿者プロフィール

2013年4月にオープンした住宅展示場。緑豊かな町並みと潮風を感じながら見学できる最先端のモデルハウスを展示。おでかけ情報発信ブログ『豊洲マガジン』を配信中。

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